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【臨床検査技師の仕事でつらいことや大変なこと・ストレスや辞めたくなる理由のまとめ】

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臨床検査技師のyukiです。 大学病院、国立病院での勤務経験があります。 趣味や興味のあることも書いています。

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「臨床検査技師の仕事ってつらくないの?」

「辞めたくなったことはない?」など聞かれることがあります。

臨床検査技師に関わらず、仕事がつらい・辞めたいというのは働いている誰しもが経験する悩みです。

私が臨床検査技師になった時、先輩に言われたことが検査技師の仕事は3K だからでした。

きつい・汚い・暗いらしいです。

私はここまで感じることはありませんが人によってはつらい仕事のかもしれません。

実際に臨床検査技師で働いていてみて辛かったこと・ストレスを感じたこととしてよく挙げられるものをまとめています。

また、辛い気持ちを解消する方法もまとめていますので参考にしてみて下さい。

 

病院で働く臨床検査技師の仕事でつらいこと

 

 

臨床検査技師として働いていて、つらい経験や辞めたくなる理由として多く挙げられるものをご紹介していきます。

①実際にやりたい仕事の部署に配属されなかった

総合病院に就職した場合、形式的に希望の部署を聞かれますが自分の希望する部署にいけるわけではありません。

特に新卒だと、希望していない部署に配属されたとしても一から育てないといけないので、最低でも2~3年は移動はありません。

初めに配属された部署のままで、スペシャリストになっていく人もいます。

臨床検査技師の仕事は生理機能検査と検体検査に大きく分けることができますが、「エコー検査をしてみたい」と希望している人が血液検査などの検体検査に配属されることはよくあることです。

超音波検査などの生理機能検査と血液検査などの検体検査は仕事の内容が全く違います。

配属された部署で頑張れる人はいいのですが、「自分の希望している仕事をやってみたい」と諦めきれずに今の仕事にストレスを感じてしまう人がいます。

 

②ミスをしてしまった時

新人の臨床検査技師がミスをして落ち込むということはよくあります。

「自分は臨床検査技師に向いていないのかな」

「周りに迷惑がかかってつらい」と悩んでしまうことがあります。

仕事に慣れていないので、間違った検査結果の報告をしてしまったり、緊急で報告しないといけないものを忘れたりと様々な失敗をします。

臨床検査技師の仕事は検査結果によって治療方針が決まるということもあり、時には一つのミスが重大な医療事故に繋がってしまいます。

新人やベテランに関わらず、ミスをしてしまった後はどうしても落ち込んでしまうものです。

 

③職場の人間関係の悩み

臨床検査技師は他の医療職と同様、女性の多い職場です。

職場によっては男性が一割くらいのところもあります。

そのため、女性特有のいじめやパワハラ問題もみられます。

狭い人間関係の中で働かないといけないので、どうやって気持ちに折り合いをつけて働いていくかが大切になってきます。

また、医師や看護師などの他の業種の人との連携をとらないといけないため、コミュニケーションを取るのが苦手な人はストレスを感じてしまうかもしれません。

 

④教育体制が整っていない

例えばISOの認定施設で教育体制の整った施設で経験をつめた技師と、職員の入れ替わりが多く教育体制が整っていない技師とでは大きな差があります。

中小規模の職場だとまだ医療体制が整っていないことも多くあります。

規模の大きい施設に勤めている同期と比べてみると、「そんなに丁寧に教えてもらえるの!?」と教育体制がまったく違うことに気づきます。

 

⑤休日の学会や勉強会への参加

医療の世界は日々進歩しています。

最新の知識や技術を習得するためには、休みの日や仕事の時間外に勉強会や学会に参加して新しい知識をインプットしなければいけません。

休日返上して勉強会に参加している臨床検査技師の人はたくさんいます。

パートや非正規雇用の人でも時間外や休みの時間を削って知識をインプットしています。

 

臨床検査技師の仕事がつらいのを解消するには

 

 

臨床検査技師として働いてみてどうしても辛いひともいるかもしれません。

辛い気持ちを解消するにはどうしたら良いのかまとめてみました。

臨床検査技師以外の仕事をしてみる

 

 

求人情報を探してみると、病院や検査センター以外にも臨床検査技師の資格を活かしてできる別の業種の仕事があります。

例えば医療機器メーカー治験コーディネーターです。

医療機器メーカーでは、医療機器の説明やデモンストレーションを行う仕事やメンテナンス部門での求人があります。

治験コーディネーターも病院での臨床経験が活かせる仕事です。

企業によっては一度臨床経験を積んでいた方が採用が有利になる場合もあります。

 

 

副業をやってみる

「いきなり仕事をやめるのはちょっと・・」という人は副業やダブルワークがお勧めです。

本職があれば失敗しても安心ですし、転職によるリスクも軽減されます。

また、ダブルワークは年収が上がるので「もう少し給与を上げたい」という悩みがあるひとには良いかもしれません。

 

思い切って転職してみる

臨床検査技師の仕事は好きだけれど、職場の人間関係や教育体制が悩みの場合は思い切って転職してみるのも一つです。

職場が新しくなることで、辛い気持ちやストレスから解放される場合もあります。

臨床検査技師は医療関係の仕事の中では求人数が少ないといわれていますが、一般の仕事に比べると転職しやすい職業といえます。

特に職場環境が悪かったりブラック企業などの場合は、転職することで負担を大きく減らすことが出来ます。

 

転職を考えたらするべきこと

 

 

転職を考えた場合、一番初めに求人情報を探します。

ハローワークで求人を探すのも一つですが、求人サイトに登録して転職活動をする方法もあります。

求人・転職サイトは臨床検査技師の求人数も多いですし、医療業界の転職に精通した担当者がついてくれるサイトもあります。

転職が初めてで転職活動を何からすればよいのかわからないという方にお勧めです。

 

まとめ

 

今回は臨床検査技師で働いてつらいこと・辞めたい理由をまとめてみました。

これだけつらいことを羅列してしまうとマイナスな印象ばかりになってしまいますが、臨床検査技師の仕事は辛いこと以上にやりがいを感じることも出来る仕事です。

別の記事に臨床検査技師のやりがいについてまとめています!

 

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