【臨床検査技師の大学で利用できる奨学金について詳しく解説！】

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医療系の私立大学は文系理系の大学より学費が高い傾向にあります。

臨床検査技師の私立大学も学校によっては学費が年間１５０万円以上かかるところもあります。

この記事では臨床検査技師の大学を目指しているけど学費が高くて進路を迷っているひとのために、大学に入学してから利用できる奨学金についてまとめています。

また臨床検査技師の大学は履修科目も多く、２年次以降は実験・実技の講義や病院実習がありバイトをする時間も限られています。

日々の生活費はバイトで稼ぐと計画を立てていても、実際には学年が上になればなるほどとても大変になってきます。

また、奨学金を利用している学生は多く、日本学生支援機構が行った調査によると大学生の約４７％が何らかの奨学金を利用していることが分かっています。

これは大学生のおよそ２人に１人が奨学金を利用していることになります。

奨学金や特待生制度を利用することで志望大学に通える可能性が出てくるので是非参考にしてみて下さい。

 

日本学生支援機構　JASSO　(旧日本育英会)

 

 

奨学金を利用する多くの人が日本学生支援機構の奨学金を利用しています。

日本学生支援機構が運営する奨学金には、「給付型奨学金」と「貸与型奨学金」があり、貸与型奨学金には有利子無利子の２種類の奨学金があります。

 

給付型奨学金

平成２９年度より返還義務のない「給付型奨学金」が導入されています。

対象者

　住民税非課税世帯もしくはそれに準ずる世帯の学生

 

貸与型奨学金

 

【第一種奨学金】

・契約者　学生本人

・貸与金額　国立大学、私立大学、自宅外通学者(一人暮らしで学校に通うひと)、自宅からの通学者(実家から学校に通うひと)などの条件によって約２万円～約５万円のいずれか

【第二種奨学金】

・契約者　学生本人

・貸与金額　通学環境にかかわらず２万円～１２万円のいずれか

 

 

地方公共団体の奨学金

 

 

都道府県や市町村が行なう奨学金です。多くは各教育委員会が窓口となっています。

奨学金を受給するための条件は一様ではありませんが、ほとんどの場合本人または保護者がその地方自治体に居住していること、またはその地方自治体の出身であることが求められます。

奨学金の形態は無利子による一定金額の月額貸与が多く、貸与期間は採用時から卒業するまでの最短修業年限となっています。募集時期は、入学前・入学後いずれのケースもあります。

なお、すべての地方自治体がこの種の奨学金制度を実施しているとは限らず、内容についても個々に異なっている点には注意が必要です。

日本学生支援機構や他の奨学金との併用が認められない場合も多いです。

 

教育ローン

 

 

教育ローンには公的な金融機関が運営している「国の教育ローン」と民間機関が運営している「民間の教育ローン」の２種類があります。

国の教育ローンは申し込みから１～２週間、民間の教育ローンは数日で支給されるので、日本学生支援機構の入学後６月以降支給と比べて早く、一括で支給されるため大学入学前に必要な入学金や前期分の学費などのまとまった費用の支払いに利用されることがあります。

借主は奨学金が学生本人に対して教育ローンは保護者になります。

 

日本政策金融公庫国民生活事業　国の教育ローン

融資金額　350万円以内

年利　年1.68％
（母子・父子家庭、世帯年収200万円以内、または子ども3人以上の世帯かつ世帯収入500万円以内の方は 年1.28％）
（2021年3月現在）

返済期間　15年以内

（母子・父子・交通遺児家庭、世帯年収200万円以内、または子ども3人以上の世帯かつ世帯収入500万円以内の方は 18年以内）

民間の教育ローンに比べて金利が低いことがメリットです。

 

民間の教育ローン

融資金額　～１０００万円

金利　２～４％

返済期間　１０～３０年

国のローンよりも借り入れ金額が高く、学費を全額補うのに十分な金額を借り入れすることができます。

※現在コロナウイルス感染症による影響を受けた方を対象に世帯収入上限の緩和や返済期間の延長といった特例措置を行っています。

 

大学独自の奨学金制度

 

 

私立大学では大学独自の奨学金を設けているところがあります。

その多くは成績上位者を対象としたもので、学費免除や学費割引といった特待生制度があります。

特待生制度のために自分の偏差値よりも低い大学に入学し、学年の成績上位を目指す方法もあります。

 

まとめ

 

奨学金は学生本人が借りることになり、教育ローンは学生の保護者が借りることになります。

奨学金は子供の将来に、教育ローンは親の老後に影響してきます。

また、奨学金は学生本人が契約し働き始めてから返済が始まりますが、教育ローンは契約をした直後から返済が始まります。

教育ローンは金利が高くつくことが多く、返済開始が翌月から始まることから奨学金での支払いが難しい場合に利用する方法をお勧めします。