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【臨床検査技師は進学する学校によって就職先に違いはあるの? 大学・専門学校それぞれの就職先を解説!】

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臨床検査技師のyukiです。 大学病院、国立病院での勤務経験があります。 趣味や興味のあることも書いています。

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「臨床検査技師は進学する学校によって就職先は違ってくるのかな?」

「臨床検査技師が働ける場所ってどんなところがあるの?」

臨床検査技師の学校に進学を考えたときに、このような疑問をもつひとは多いのではないでしょうか。

臨床検査技師の国家資格を取得するには、専門学校から大学のいずれかに進学する必要があります。

専門学校や短期大学の場合は3年生、大学の場合は4年生の時に受ける国家試験に合格してから臨床検査技師として働くことなります。

進学できる学校の種類が多いと迷ってしまうこともあるかと思います。

この記事では、臨床検査技師の学校に通う場合「進学する学校によって就職先に違いはあるのか」また「臨床検査技師の就職先にはどのようなところがあるのか」をみていきます。

 

臨床検査技師の就職先

主な就職先

  • 病院
  • 検査センター
  • 検診センター

病院

臨床検査技師の多くは病院に就職します。

病院といっても大学病院からクリニックまで様々な規模の施設があります。

大学病院や国立病院・日赤病院などの公的病院は規模が大きく、臨床検査技師が100人以上所属している施設もあり、人気のある就職先といえます。

検査センター

検査センターは、「外注検査」といって病院やクリニックから血液や組織などの検体を預かって検査を行う会社です。

クリニックや小規模病院は、検査室がないことも多いので、検査センターに検査をお願いしている病院がほとんどです。

また、大学病院などの総合病院でも一部の検査を検査センターに外注しています。

検査センターで働く臨床検査技師は、患者さんと直接触れ合う生理検査がありませんので、検体検査がメインの仕事になります。

検診センター

検診センターでの臨床検査技師の業務は心電図検査やエコー検査などの生理検査です。

検診センターに勤務する臨床検査技師と病院に勤務する臨床検査技師の違いは、検査をする対象が病院では「患者さま」ですが検診センターでは「お客様」になります。

何か疾患の治療にかかわるわけではなく、健康な人に何か病気や異常がないかを検査するといった仕事内容になります。

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病院以外の就職先

  • 医療機器メーカー
  • 企業の研究職
  • 治験コーディネーター(CRC)

病院や検査センター以外の臨床検査技師の就職先としては、医療機器メーカーや製薬会社などがあります。

医療機器メーカー

医療機器の説明やデモンストレーションを行うアプリケーションスペシャリストや、メンテナンスなどの技術職での就職先があります。

企業の研究職

基礎研究や臨床研究の実験などに携わる技術員の仕事です。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーターは、治験を円滑に進められるように管理・調整する専門スタッフのことです。
CRC(clinical research coordinator)とも呼ばれ、患者さんに安心して治験に参加して頂けるよう、病院内での調整役を担っています。

 

大学卒業の臨床検査技師の就職先

 

 

大学を卒業した臨床検査技師の就職先は、総合病院や検査センター・検診センターが多い傾向にあります。

その中でも、付属の大学病院や公的病院など規模の大きな施設に就職していきます。

しかし、最近臨床検査技師の学科が新設された大学は、国立大学や昔からある私立大学・専門学校と比べて、中堅病院やクリニック・検査センターが就職先となる傾向があります。

病院以外の就職先である大手検査機器メーカーの営業やアプリケーションスペシャリストの求人は、大卒以上という応募資格のものがあります。

そのため、専門学校や短期大学より大学進学の方が就職の幅が広がります。

 

大学院卒業の臨床検査技師の就職先

 

臨床検査技師の学科を卒業して大学院に進学することもできます。

将来的に研究職に携わりたいひとは、理系分野の博士号を持っていることが応募資格としてあげられることがよくあるので、大学院への進学を視野に入れて進路を決めることをおすすめします。

研究所や製薬会・医療機器メーカーなどで研究開発に携わることや、大学病院の研究室・化学捜査研究所など研究職に就職することを考えているひとは大学院進学まで考えて大学選びをするといいです。

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短期大学・専門学校卒業の臨床検査技師の就職先

 

大学進学者と比べて個人クリニックや検査センター・検診センターへの就職が多いです。

総合病院などへの就職もありますが、数が少なく成績上位者しか望めません。

昔は専門学校しかなかったので、総合病院への就職もたくさんありましたが、今は大学卒業の人が多い傾向です。

求人には「4年生大学卒業以上」と記載されている病院や企業もあり、3年制の学校だと就職の幅が狭くなる可能性があります。

中には3年制の学校卒業後、経験を積んで超音波検査の認定資格や細胞診の認定資格などを取得し、総合病院に転職するひともいます。

また、専門学校や短期大学を卒業後、4年制大学の3年次の編入試験を受けることもできます。

 

まとめ

 

この記事では「臨床検査技師が進学する学校によって就職先に違いはあるのか」また「臨床検査技師の就職先にはどのようなところがあるのか」をご紹介しました。

病院以外の就職先も視野に入れておきたい場合は、専門学校や短期大学より大学進学をおすすめします。

私が働いていた大学病院では、毎年採用される新人は同じ大学からが多かったです。

また、働いている同僚や上司も同じ大学出身ということも多く、もし「この病院に就職したい」という具体的な希望があるのなら、ホームページに記載されている就職先一覧を確認してみるのもいいかもしれません。

 

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