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【臨床検査技師の就職先は病院以外にあるの? 健診センターでの臨床検査技師の仕事内容を解説!】

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臨床検査技師のyukiです。 大学病院、国立病院での勤務経験があります。 趣味や興味のあることも書いています。

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「健診センターってどんな仕事をするのかな?」

「病院と健診センターだったら、どちらに就職するのがいいの?」

臨床検査技師の求人を探していると、健診センターの求人をたくさんみかけると思います。

健診センターは、臨床検査技師の求人の中でも病院や検査センターに続いて求人が多い就職先といえます。

健診センターでの臨床検査技師の業務は、心電図検査や超音波検査などの生理検査がメインとなります。

この記事では、健診センターでの臨床検査技師の仕事内容や給与、メリットやデメリットについて解説しています。

 

健診センターとは

 

健診センターは簡単にいうと、「健康診断を行うところ」です。

病気を早期に発見することを目的とし、学校や職場といった決められた人を対象にする場合と、不特定多数の一般に向けた健診があります。

健康診断を行う健診施設には2種類あり、「病院に併設している検診センター」と健康診断を行う「独立した施設の検診センターや健診専門クリニック」の2つがあります。

学校に大きなバスが来て、身長、体重、視力、心電図やレントゲン検査を受けたことがあると思います。

これは「学校巡回健診」といって健診センターが行政から委託されて行っている業務です。

健康診断には「人間ドック」「予防健診」「特定健診」などの種類があり、扱っている検査の種類が異なってきます。

健診センターに勤務する臨床検査技師と病院に勤務する臨床検査技師の違いは、検査をする対象が、病院では「患者さん」ですが検診センターでは「お客様」になります。

そのため健診センターで働くことは、何か疾患の治療にかかわるわけではなく、サービス業のような接遇マナーが求められます。

 

健診センターでの仕事内容

 

健診センターで働く臨床検査技師は、施設健診や巡回健診車での健康診断などが主な業務になります。

施設健診での業務

施設健診では企業や会社に所属しているひとの健康診断や一般健診を行います。

人間ドックなどを行っている施設では、検査項目をたくさん行うところもあり、就職先で携われる検査も異なってきます。

一般健診を行っている施設では、身長・体重測定・腹囲・BMI・視力聴力検査血圧測定・尿検査・血液検査・心電図といった項目の検査を行うため、看護師と一緒に仕事をする機会が多いです。

また、腹部エコーや心臓エコーといった超音波検査を行える施設が多く、超音波検査士の認定資格を取得することも可能です。

人間ドックでは、ゆったりしたスペースで時間をかけ精密な検査を行います。

1泊2日や半日コースなどで、脳梗塞やくも膜下出血などの予防の脳ドッグや乳がん、子宮がん検査を行う施設などもあります。

人間ドッグは、基本的に医療保険を適用しない自由診療になるため、一般的な健診と違い特別なサービスの提供や快適な空間で受診を行うことになります。

検診車での業務

検診車では、地域や企業などに移動し、車内で健康診断を行うことになります。

健診機関や医療機関など検診車を持つ機関での勤務になりますが、春・秋といった健診シーズンなどでの限定的な勤務の場合もあることから、パートや単発、短期・派遣といった雇用形態で募集するケースも多くあります。

基本業務として、採血・血圧測定・心電図などの基本検査になり、経験が浅い臨床検査技師の場合でも勤務が可能といえます。

 

健診センターで働く臨床検査技師の給与

 

検診センターで働く場合、夜勤や残業がほとんどないためどうしても低い傾向にあります。

検診センターの平均月収は約23万円です。

月収の少ない職場で約16万円程度から高い職場で約28万円程度と差があります。

検診センター・クリニックでは、選択肢により15万円程度という事も少なくありませんので、求人は条件のよいものを選ぶ必要があります。

また、超音波検査士の認定資格を取得すると手当がもらえる職場が多い傾向です。

 

健診センターで働くメリット・デメリット

 

病院で働く場合と健診センターで働く場合を比べて、メリット・デメリットついてまとめています。

メリット

  • 夜勤がなく、土日祝日が休める
  • 残業が少なく定時に出勤・退勤できる
  • 病院で働く臨床検査技師よりも超音波検査の認定資格を取れる可能性が高い

 

デメリット

  • 病院で働くよりも給与が平均的に低い
  • 巡回健診(施設外健診)の場合はバス移動などがあり、施設によっては出勤時間が早い
  • 比較的に健康な人が多いので、症例をたくさん経験できるわけではなく、スキルアップが難しい

 

健診センターの求人例

 

求人例① 病院に併設している健診センター

募集要項
職種 臨床検査技師
雇用形態 常勤(正職員)
資格 臨床検査技師資格取得者
※年齢不問です。
※採血経験、エコー経験のある方大歓迎です。
仕事内容 健診センター内における臨床検査技師業務
具体的な仕事内容:心電図、超音波、聴力、採血など
給与 基本月給/173,500円以上
特殊勤務手当/25,000円

【別途手当】
住宅手当/12,000円  ※本人世帯主に限る
勤務時間 平日 8:30~17:00
土曜 8:30~12:30
休日・休暇 土曜・日曜・祝祭日(土曜月1~2回勤務)、年末年始休暇5日、夏季休暇3日

【その他】
有給休暇(初年度10日 : 入職3か月経過後)
慶弔、産休、育休、介護、子の看護休暇
年間休日115日+有休
待遇・福利厚生 昇給 年1回
賞与 年2回(7月・12月)
交通費全額支給
各種社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
退職金 入職後3年勤務後(退職金規定あり)
病児保育補助手当支給制度あり(当院規定により支給)

求人例② 健診センター

募集要項

職種 健診センターの臨床検査技師
雇用形態 正社員
仕事内容 施設内および出張(巡回型)による健康診断業務をお任せします。
・企業、学校、行政機関等の健康診断業務
・施設内での健康診断及びそれらに付随する業務。
・事務処理
給与 月給230,000円~400,000円
※経験・能力による
※一律職務手当・住宅手当含む
※試用期間3ヵ月有(同条件)
※残業月平均10時間程度
資格・経験 専修学校以上
臨床検査技師免許必須

★経験不問!
★エコー経験者優遇します
休日・休暇 土曜日、日曜日、祝日、年末年始・夏期休暇
☆年間休日125日
待遇 昇給有
賞与年2回
有給休暇有
各種社会保険完備
交通費支給(月50,000円迄)
財形奨励金
家族手当(4,000円)
研修参加補助制度有
退職金制度有
育児休業取得実績有
定年制あり(一律63歳)
再雇用制度有(上限65歳まで)

 

まとめ

 

この記事では、健診センターでの臨床検査技師の仕事について解説しました。

検診センターの臨床検査技師は、就職先にもよりますが、何よりも超音波検査の認定資格が取れることが大きな強みといえます。

超音波検査士の認定資格を持っていると転職にも有利ですし、病院によっては資格手当てがあるところもあります。

新卒で希望の病院への就職が決まらなかった場合でも、検査センターで認定資格を取得してから総合病院に転職するひとはたくさんいます。

給与面よりも家族との時間や、趣味に使う時間など、プライベートな時間をしっかり確保したいひとにとっては健診センターが働きやすいかもしれません。

 

 

 

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